よくあるご質問-乾癬について


A1. 乾癬の発症原因はまだ詳しくは解明されていませんが、正常な皮膚に存在する免疫細胞が、サイトカイン※を過剰に分泌することによって角化細胞が活性化され、乾癬の原因となることがわかっています。なかでもIL-17A(インターロイキン17A)という免疫に関わるサイトカインが、乾癬の発症に深く関与していると考えられています。

※ サイトカイン:
体内の細胞から細胞へ情報を伝達する物質で、本来は体を正常に機能させるために必要なタンパク質。何らかの原因で過剰に増えてしまうと、炎症やアレルギー症状などを引き起こします。

A2. 乾癬にはいくつかの種類があり、その中の「関節症性乾癬」では、乾癬の皮膚症状に加えて、関節のはれや痛みがあらわれます。乾癬患者さんの最大で14%*が関節症性乾癬だといわれています。関節症性乾癬は、多くの場合、先に皮膚症状がでて、その後に関節症状がでますが、関節に症状がでる時期に関しては患者さんによってさまざまです。関節症性乾癬は、関節リウマチという病気に似ているといわれていますが、血液検査により区別することができます。また、他の関節炎と区別できる特徴もいくつかあります。関節に痛みがある場合には、適切な治療を受けるために担当医に相談してください。

*Ohara Y.et al.:J Rheumatol. 42(8),1439-1442,(2015)

A3. sPGA(エス・ピー・ジー・エー)とは、静的総合評価指標(Static Physician Global Assessment)の略語です。乾癬症状の重症度を総合的に評価するために医師が使用するスコアのことです。このスコアによって、患者さんの乾癬の重症度を把握したり、症状の経時的な変化を測定することができます。

A4. PASI(ピー・エー・エス・アイ)とは、乾癬の面積および重症度指標(Psoriasis Area and Severity Index)の略語で、乾癬の重症度の評価に使用されます。赤みの度合い、盛り上がりの程度、鱗屑(りんせつ)のはがれ具合などの皮膚症状と、皮疹のあらわれている面積を調べます。PASIスコアは、一般的に「パシスコア」と呼ばれています。 乾癬症状の総合的な指標であるsPGAスコアと同様に、乾癬の重症度の測定や、症状の経時的な変化の測定などに使用されます。