トルツ®はどんなお薬なの?<特徴>


トルツは、新しい乾癬治療薬(生物学的製剤)です
乾癬による「皮膚症状」と「関節症状」の両方に効果が期待できます

最近の研究により、乾癬による皮膚症状や関節症状の原因として、IL-17A(インターロイキン17A)というサイトカイン*が深く関与していることがわかりました。

【乾癬に深く関与しているIL-17A】

乾癬に深く関与しているIL-17A

乾癬に関与しているサイトカインには、IL-17AのほかにTNF-α、IL-12/23などがあります。

*サイトカイン: 細胞から細胞へ情報を伝達する物質で、本来は体を正常に機能させるために必要なタンパク質です。
何らかの原因で過剰に増えてしまうと、炎症やアレルギー症状などを引き起こします。

  • トルツ®は、この乾癬に深く関与する「IL-17A」を選択的に標的にします。
  • トルツ®は、「IL-17A」の働きを弱めます。これにより乾癬による皮膚症状や関節症状の改善に効果が期待できます。
正常時

正常時

IL-17Aは、体内で免疫に関わる働きをしているタンパク質です。

乾癬の症状発現時

乾癬の症状発現時

何らかの原因でIL-17Aが過剰に増えることで、皮膚や関節に炎症が起こり悪化を引き起こします。

トルツ®を投与

トルツ®を投与

トルツ®は、過剰に増えたIL-17Aに、しっかり結合して働きを弱め、炎症や悪化につながる働きを抑えることで、皮膚と関節の症状を改善します。

トルツは、4つの疾患に適応があります

尋常性とは“最も普通の”という意味です。「尋常性乾癬」は、乾癬の種類の中で最も多く、乾癬患者さんの約90%がこのタイプです。

主な症状は、皮膚が赤くなる「紅斑(こうはん)」、皮膚が盛り上がる「浸潤(しんじゅん)」、細かいカサブタのようなものができる「鱗屑(りんせつ)」、皮膚がポロポロとはがれ落ちる「落屑(らくせつ)」などがあります。

尋常性乾癬と関節症性乾癬 >

尋常性乾癬の皮膚症状に加え、関節の痛みや変形を伴います。近年、関節症性乾癬と診断される患者さんが少しずつ増え、乾癬全体の最大14%*を占めるともいわれています。

*Ohara Y. et al.: J Rheumatol., 42(8), 1439-1442, (2015)

尋常性乾癬と関節症性乾癬 >

尋常性乾癬の皮膚症状が全身に広がり、皮膚全体の80%以上が赤くなった状態(紅皮症化)をいいます。未治療や不適切な治療、薬剤や感染症などの影響によって、尋常性乾癬から乾癬性紅皮症に移行してしまうことがあります。発症する割合は乾癬全体の約1%です。

皮膚症状に加え、発熱、悪寒、全身の倦怠感などを伴います。急激に全身の皮膚が赤くなり(紅斑)、その上に無菌性の膿疱(膿がたまった状態)が多数現れます。
通常の乾癬とは異なり、入院治療が必要になります。発症頻度は非常にまれですが、通常の乾癬よりも症状が深刻であり、重症化することも多いため、厚生労働省が認める特定疾患(難病)に指定されています。

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